③学びの場の環境向上、構築に関わる施設の修繕、建設事業

 ブルキナファソの南西州4県の2016年の段階での教室の状態は北から次のようになっている。

・イオバ県(わらぶき教室の割合21.8%)
  ~ 991教室(建設済教室:775、わらぶき教室:216)

・ブグリバ県(わらぶき教室の割合27.1%)
  ~ 527教室(建設済教室:384、わらぶき教室:143)

・ポニ県(わらぶき教室の割合25.2%)
  ~ 1224教室(建設済教室:916、わらぶき教室:308)

・ヌンビエル県(わらぶき教室の割合9.4%)
  ~ 350教室(建設済教室:317、わらぶき教室:33)

南西州地図 ブルキナファソ白地図州単位.png


 わらぶき教室においては様々な問題が発生している。わらぶき教室で使用されている黒板の中には、風雨により塗装が剥げてしまっている黒板が見受けられることが多い。こうした黒板を使用するしかない環境では、子どもたちはもちろん、教員にとっても大きな負担となっている。

160414_Tiogagara (6).JPG
 ただし、地域によって様々な工夫がこらされたわらぶき教室もある。天井をビニールで補強し、雨による影響を軽減したもの、教室の横を完全に覆ってしまい風雨の影響を軽減したものなどである。

160414_Tiogagara (18).JPG
161107_boussera_paillote (9).JPG
 しかし、わらぶき教室では教科書を始めとした教材などが保管できないという大きな問題がある。それは教材だけに限らず教員が管理する子どもたちの学習状況についても同じである。仮に鍵付きのロッカーが購入できたとしても、そのロッカー自体は鍵のない教室内に設置されるしかない。こうした状況が教材などによる学びの支援を躊躇させる原因ともなっている。

 さらに、こうした学校には経験のある教員が定着しないという現状がある。経験のある教員が環境の整っていない学校を赴任先として希望しないという現状があるからである。そうしたわらぶき教室では、トイレ、水施設(井戸など)が不整備なこともあるため教員が赴任を希望しないことも十分理解ができる。

 こうした現状から、学びの場の修繕、建設活動は、決して戻ることのない日々失われていく子どもたちの安全な環境での学びの時間を守ること、そして、やる気に溢れた経験ある教員の定着を促すためにも緊急かつ継続的に実施されなければいけない活動である。

【黒板塗装活動】
 ~2016年~
  時期:5月
  場所:ポニ県ブルンブルン郡チョーガガラ小学校
  内容:チョーガガラ小学校はわらぶき教室3教室の学校である。
     他のわらぶき教室と同様に黒板の塗装が剝がれてしまっていることから授業で子ども、教職員の負担になっていた。
     そこで、3教室の黒板3枚に対して、黒板塗料3缶、刷毛3本を供与し、教職員が主体で黒板塗装を行った。
  資金:自己資金

160511_Tiogagara (5).JPG

160511_Tiogagara (10).jpg

 ~2017年~
  時期:4、5月(実施中)
  場所:ポニ県ブセラ郡10小学校
  内容:作業の進捗に合わせ更新
  資金:公益信託 愛・地球博開催地域社会貢献活動基金(あいちモリコロ基金)

【教室建設活動】
 ~2017年~
  時期:4月、5月、6月、7月(実施中)
  場所:ポニ県ブセラ郡トゥリポラ小学校
  内容:作業の進捗に合わせ更新
  資金:クラウドファンディングによるご寄付

     READYFORプロジェクトページ

 2016年11月末より60日間(1月27日午後11時まで)でご支援を募ったクラウドファンディングでは、目標額170万円に対して125名(うち5名は代理でご寄付)もの方から合計204万5千円というご支援をお寄せいただきました。
クラウドファンディング支援者の皆様(敬称略)

【団体】
株式会社fUtU(筑紫晴久)

【個人】
安ヶ平菜都子   安野徹   伊勢文雄   古澤竜一   山中貴幸   小村亨   盛山昌治

西田正次郎   千葉純治   筒井広治   服部尚美   北川拓也   林田丞児   鷲見美由紀

他110名

161107_tripora1 (1).JPG
161107_tripora2 (7).JPG