特定非営利活動法人 ル・スリール・ジャポン (特例認定NPO)

Organisation Japonaise
pour Vivre avec le Sourire



特定非営利活動法人
ル・スリール・ジャポン
(特例認定NPO)



西アフリカ、サハラ砂漠南の
フランス語の国々で
「学びの場の環境向上、構築」を通じて、
ル・スリール(笑顔)を広げます!
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ご挨拶・設立経緯

もくじ


ご挨拶


設立経緯




ご挨拶


ご挨拶


~学びたいという気持ちを大切に~
 「学びたい」、これはどの分野、どこの国、年齢層を問わず、皆がある程度普遍的に感じる欲求のひとつではないでしょうか。「何かをしたい、できるようになりたい」という欲求を満たすためには、そのしたいこと、できるようになりたいことを実現するための道筋を定め、その道筋を進むための知識、技術、行動が必要になります。そして、その際には、知識、技術、行動方法を「学びたい」という気持ちがあると考えるからです。

 状況を前向きな方向に変化させるためには、前進したいという主体的な個々の意志、行動が大切です。もちろん、状況により、周囲からの支援が全面的に必要とされる場合があることは承知しております。また、成長段階、環境、陥ってしまった状況により、主体性という考えの捉え方はそれぞれで異なると考えます。そうした個々の状況により異なる主体性を高め、地域の方々の前向きに変化した明日に少しでも貢献できればと強く願います。

 全ての方々にとって望まれる活動をする、それは理想であるがゆえに、とても険しい道であることは自覚しています。しかし、その中でできることを模索し、フランス語圏の内陸アフリカという日本ではあまり馴染みのない地域で、現地の方々のそれぞれの主体性を最大限高め、地域の方々の「学びたい」という想いに応えることができるよう誠心誠意、励む所存です。

 未熟な組織ですが、ル・スリール・ジャポンの活動へのご参加、ご支援、また、ご指導いただけますよう何卒お願い申し上げます。

(理事長・事業責任者:石田純哉)


略歴


石田 純哉
(いしだ じゅんや)

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  • 1980年愛知県犬山市に生まれる

  • 2002年筑波大学第1学群自然学類(数学専攻)卒業

  • 2002年から公立高校、専門学校に数学講師として勤務

  • 2006年から青年海外協力隊(ガーナ・村落開発普及員)へ参加

  • 2009年国際基督教大学大学院 教育学研究科修士課程 修了

  • 2010年からフランスへの留学し、2011年からケニアで活動する日本のNPOで勤務

  • 2013年からはケニア北部で国際協力機構が実施するプロジェクトに従事

  • 2015年5月1日にル・スリール・ジャポンを立ち上げる

設立経緯

西アフリカ仏語国

 ブルキナファソ西部の高原を源にし、アフリカ大陸の西部を流れるブラックボルタ川はブルキナファソ南西地方とガーナの国境に沿って流れる川です。2006年から2008年、ガーナ北部で青年海外協力隊員として活動した際、「このブラックボルタ川越しに見えるブルキナファソはどんな国なのだろうか」という関心が、フランス語圏アフリカでの活動を目指したきっかけであったように思います。

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乾季のブラックボルタ川

 海を持たない内陸国であり、北部は砂漠気候、そして南部においても乾燥サバンナという厳しい気候の中、農業を生業とする方々が多くを占める国、それが、私が当時持っていたブルキナファソの印象でした。大学院でアフリカの教育政策の研究に携わった背景より、帰国後に改めてアフリカ諸国の教育の現状を横断的に調べ直しました。その過程で、サハラ砂漠の南に位置する内陸仏語アフリカ諸国の学びの場の環境に、他のアフリカ地域との比較においてですら大きな差があることを痛切に感じました。青年海外協力隊として活動したガーナ北部も気候的には厳しい時期もありました。

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木々もまばらになるサバナ

 しかし、さらに北の厳しい環境の中で生活する方々がいらっしゃいます。その方々の生活基盤を向上させる重要な要素のひとつである教育という分野で活動を行いたいと強く考えるようになりました。
 まずは、仏語の学習から入り、教育、コミュニティ開発での業務に携わることができるよう、英語圏ではありますがケニアで組織運営業務の経験などを積み重ねました。しかし、いつか組織を立ち上げようと思い続けていた自身に最も足りなかったことは、「いつか」ではなく、「今」行動を起こすという決断でした。対岸に見えていたブルキナファソ、内陸仏語アフリカ国の学びの場の改善のために、その気持ちが立ち上げの経緯になります。

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国境沿いに立つ看板
2024.04.25 Thursday