特定非営利活動法人 ル・スリール・ジャポン (特例認定NPO)

Organisation Japonaise
pour Vivre avec le Sourire



特定非営利活動法人
ル・スリール・ジャポン



西アフリカ、サハラ砂漠南の
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「学びの場の環境向上、構築」を通じて、
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2018 / 07 / 17  04:56

【終了】8月26日(日)、9月30日(日)街頭募金ボランティア募集しています!

 OJVSは2017年までにブルキナファソ南西州ポニ県の小学校で教室建設、住民と教員で構成された学校運営委員会による黒板塗装支援、学習教材配布を行ってきました。


 想像してみてください、あなたはOJVSが活動するブルキナファソの地方都市ガウアの小学校の教員です。算数の足し算を教えようと思いますが、あなたが担当する学級の状況は以下です。


 ・ 90人の1年生児童を1つの教室で教えます
 ・ 児童は小学校に入学してからフランス語の勉強を始めます
 ・ 全ての教材はフランス語です
 ・ 子どもたちは辞書を使用しません
 ・ 算数もフランス語で教えます
 ・ 子どもたちはノートでなく、A4サイズの携帯黒板を使用します
 ・ 全ての子どもが教科書を持っているわけではありません
 ・ 計算ドリルのような練習用の教材は持っていません
 ・ 印刷機はなく、プリントを使用した練習、小テストなどはできません


 これは、地方都市ガウアの状況です。田舎では1クラス当たりの子ども数は減りますが、教室、教材が不足している状況は同じです。ただし、教室自体が無く、藁葺屋根の小屋で授業が行われている学校もたくさんあります。また、トイレが無い学校もたくさんあります。


 まだまだ就学する子どもは増えていきますので、こうした施設、教材不足の問題は継続していきます。就学する子どもの増加に対して、様々な点で対応が十分でなく、小学1年生の段階から学校を留年、退学する子どもがたくさんいます。
 教室、トイレなど学校インフラの不整備はもちろん、子どもの習熟度も原因になっています。その原因の1つ1つに取り組んでいくことがOJVSの活動です。


 「教員の能力向上」、これはとても重要なことです。ただし、上のような状況下において、子どもたちの習熟度が教員の能力だけによるものでないことはご理解いただけると思います。
 そこで、来年以降に実施する教員の能力と教材開発に視点を置いたプロジェクトのための調査、活動形成を行っています。


 現地行政と教員の話では、子どもたちが学習でつまずくのはフランス語と算数による部分が大きいようです。特に農村地域においては、都市部と比較しフランス語を使用する機会は学校のみに限られるため、同じ小学生とは思えないほど、フランス語能力に差があります。
 そして、そのフランス語能力は他の教科の学習に影響します。


 OJVSはこうした状況から、地域によるフランス語能力、経済状況に影響されないことに気をつけ、子どもたち1人1人の手に渡る算数の計算問題集を作成しています。子どもたちが日常的に家庭で学習ができ、また、それを教員がしっかり支援、管理するという体制を支援する活動を形成中です。


 色々な解決しなければいけない問題がありますが、よりよい学びの環境の改善、構築への想いの実現に必要となる運営資金へのご支援を募るため、また、OJVSの活動をより知っていただくために街頭募金活動を開催します。

 ぜひ皆様のお力を貸していただけますようお願い申し上げます。


【8月26日(日)】 ボランティア募集詳細

【9月30日(日)】 ボランティア募集詳細

2024.11.11 Monday